はじめに
この記事は例えば「スコア狙いが嫌いだった人が、意識を変えたら一転してスコア狙いが大好きになった」などといった内容では一切ありません。
「スコア狙いもアリーナも心底つまんない」と思っている人間が、徹頭徹尾「スコア狙いは全く面白くなく、多大な苦痛を伴うものである」という前提のもと、上達に必要だと思ったから仕方なくスコア狙いに着手しているという姿勢で書いています。
理由は特に書きませんが、「こういう人間だから」ということで納得してください。
この記事の趣旨
beatmania IIDXにおいて「スコア狙いに興味がなく、スコアをほったらかしにしてクリア力だけを上げてきた」という人も、どこかしらでスコア狙いの練習をした方がいいかもよという内容です。
対象は未難1以下のSP皆伝とします。
あらすじ
(自語りはあまり好きではないのですが、たぶん書いた方が意図が伝わりやすいので書きます)
筆者は皆伝になってから、とにかく☆12全白を目指し、長らくクリア力を上げる練習に全振りしたプレイスタイルを取ってきました(☆12のエクハ埋め、フルコン埋め、発狂BMSのランプ特攻など……)。
その甲斐あってか、割と順調に未難は減っていき、RESIDENTでついに未難はICARUS†(黒イカ)のみとなりました。
また、発狂段位も緩やかながら上がっていき、執筆段階で発狂十段を取得しています。
しかし、EPOLIS・Pinky Crushを経て、Sparkle Showerが稼働している今も黒イカはハードできていません。
これまでを振り返ってみても、ハードするための練習量・試行回数が足りていなかったとは思えません(未難1になってから黒イカの選曲回数はのべ2000回を超えています)。
FAXX穴はとっくの昔にEXハードしており、最低限のソフラン耐性は有していると考えています。
加えて、発狂BMSで鍛える・黒イカの加速の座学をする・グンダリやマレで理不尽耐性を上げる・S乱で縦連耐性を上げる……。など、思いつく限りの練習はすべて試しました。
が、未だ黒イカのハードには至らず。
これだけ努力して成果を残せないのを「才能のせい」と断ずるのは容易いと思います。というか、事実として筆者には才能がないのでしょう。
それでも、「才能のせいにするのはやれることを全てやり尽くしてからにしよう」と思い、もう一度努力の方針を見直すことに……
……スコアを意識したこと、無いんじゃない?
やり残したこと、まだありました。
クリアラーがスコア狙いをする意義
一般的に、「クリア力を上げたければスコアは気にしなくていい」と言われています。
これは筆者も正しいと思いますし、事実、皆伝に受かるくらいまでであればスコア力は必要ないでしょう。
ただ、多くの人はこういう一般論にあっても、「なんやかんやスコアが出たらうれしい」という理由で、多少なりともスコアを意識して遊んでいるものと思われます。
一方で筆者はアホなので、冒頭の一般論を真に受けて、「マジで」「一切」スコアを気にしてきませんでした。だってスコアつまんねーんだもん。
で、何が起こるかというと、「『スコア狙いをしていれば得られていたであろう経験値』を積み上げないままクリアランプだけが先行していく」という現象が発生します。
筆者が黒イカをいつまで経ってもハードできないのは、たぶんこのせいでしょう……。
以上のことから、「スコア狙いをすることによって得られる経験値が、回りまわってクリア力の向上に寄与するのではないか」という仮説を立て、重い腰を上げてスコア狙いに着手することにしました。
具体的に何をしたか?
INFINITASならプレー開始から30分程度、ACなら3クレ程度をスコア狙い中心のプレーに充てることにしました。
そのうえで、実施したのは主に以下の2つです。
① ☆10~☆11をひたすらAAAにしていく
② もう少しでAAAを取れそうな☆12に絞ってAAAにしていく
ここで忘れてはいけないのは、「スコア力をつける」ということが本質ではなく、あくまで「スコアを狙ううえで得られる押し方の意識を身体に叩き込む」ことが重要であるということです。
そのため、一般的に言われるスコア力の向上方法とは異なる場合があります。
①について
アップの時、以前までは好きな曲で気分を上げたり、強めの☆11にS乱をかけて遊んだりしていましたが、それを控えました。
そもそも我々はいままでスコアをほったらかしにしてきた人間です。それが今、☆12に耐えうるクリア力を向上させるためにスコア狙いに着手しています。
☆10~☆11が正確に押せないのに、☆12が押せるようになるわけがありません。
そこでアップの時間(もっと言えば、ACでの1曲目・2曲目)で☆10・☆11のAAA埋めをしていくことで、「なんとなくコンボを繋ぐ」のではなく、「1つ1つ丁寧に光らせる」という意識をここで身体に叩き込みます。
②について
地力上げでよく言われる、「自分ができるギリギリの難易度の譜面で練習する」という理論と同じ理屈です。
今回は「ギリギリAAAを取れるか取れないかの難易度の譜面」でAAAを狙っていくことで、スコア力の上限向上を図りました。楽曲ソート機能に「スコアレート」がありますし、目標管理のために外部ツールですがBPIを導入してもいいでしょう。
注意点を挙げるとすれば、熱中しすぎない方がいい、ということです。
この練習においては「AAAが取れない=クリアランプがどれだけ優れていても失敗」であるため、AAAが取れずに沼ってしまった場合、「お前はAAAが取れてません!w クリアランプ?関係ありません!w 失敗!w カス!w」と言われ続けるのと同じです。
心が折れます。(1敗)
クリア力との兼ね合い
スコア狙いの練習は正しく行えばクリア力の向上に寄与しますが、やり方を誤ると間違いなくクリア力が落ちます。
そのため、以下に注意を払いました。
・やりすぎない
最重要事項です。
どれだけ注意しようが、スコア狙いをしている時間でクリア力はどんどん下がっていきます。それを防ぐため、スコア狙いで得られた経験値は直ちにクリア力に変換する必要があります。
そのため、必要以上にスコア狙いはやりません。
筆者はINFINITASを起動してからタイマーで30分測り、30分経過したらどれだけスコアの調子が良かろうがクリア力向上の練習(グンダリ乱ノックとか︎12S乱トレーニングとかBMSとか)にシフトしていました。
・目線を落とさない
スコア狙いだとついつい判定ラインに目が行きがちですが、スコア狙いだろうがクリア狙いだろうが目線は一定に保つのが理想です。
「落ちてくるノーツを目押しする」のではなく、目線を一定に保ち、「落ちてきたノーツが8分か?16分か?ハネてるのか?」などを瞬時に認識し、そのリズム通りに指を動かす、というのを心がけていました。
ざっくり言えば、「8分なら8分のリズムで、16分なら16分のリズムで正確に押す」という意識ですね。
・力み癖をつけない
スコアを狙っているとついつい力が入ってしまいがちですが、力む癖がつくと高難度を捌ききれなくなります。
力を入れるにしても必要最低限とし、高難度譜面をやる時には意識して脱力の練習をすることが重要です。
Q.クリア力は上がった?
A.滅茶苦茶上がった……というわけではありませんが、以下の効果は得られました。
・リズム押しが上手くなった
(元々苦手ではなかったのですが)加速、ソフランへの耐性が目に見えて上がりました。
・外れ譜面耐性が上がった
どのような譜面でも正確に押そうとする意識が養われるため、黒イカのような「外れ譜面か大外れ譜面しか無い譜面」の攻略には役立つものと感じました。
・BADハマり耐性が上がった
ノーツ1つ1つに気を配る、視界の隅で判定文字を見る……といった意識が養われた結果、BADハマり耐性が上がったように感じました。
特にノーツ1つずつを丁寧に押す習慣がついたおかげで、ジャリ系譜面や微縦連譜面は明確に上手くなったと思います。
クリア力優先の練習だと、下手すりゃ「同時押しか、それ以外か」みたいな認識でも十分なので、必然的に誤魔化し癖がついてしまいます。
スコア狙いの練習を行ったことで、そこにメスが入ったものと思われます。
Q.黒イカはハードできたの?
A.出来るかあんなもん。
ただ、スコア狙いによってリズム押しが上手くなり、BADハマり耐性が上がった実感は確かに有り、加速前半で事故ることがほぼ無くなりました。
また「惜しいところまで行ける」頻度は増えてきたなぁと思います。
Q.スコア力は付いた?
A.多少はついたと思います。
事例として適切な譜面が分かりませんが、例えば少なくとも昔の筆者ではクエル穴AAAは出せなかったでしょう。
また、発狂BMSで高難度を遊んでいても、「BPがそこまで変わらないのにスコアは伸びる」ということが多く、この記事のようなゆるゆるとした練習でも光らせる力自体はついているのだと感じました。
Q.その他何かあった?
A.判定位置やオプション、緑数字を見直すきっかけを得ることができました。
判定位置を長らく変えていなかったのですが、スコア狙いをやっていて初めて「今まで判定が合ってなかったんだな」といったような気付きを得ることができました。
また、より見やすいカスタマイズを模索する、というのもスコア狙いに着手していなければやらなかったのではないかな……と思います。
(判定文字EPOLISが思いの外見やすくていいぞ)
Q.スコア狙いの楽しさには気づいた?
A.全く。
まとめ
プレースタイルは人それぞれですが、たまには視野を広げてみると新たな発見があるんじゃないですかね。
おわり
おわり♡
